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Channel: バラ肉色の生活
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これからの家庭用ゲームソフトへの希望

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現在、携帯(スマホも含めて)を持っていて、簡単な携帯ゲームをやっている人達はかなりの数いると思います。

「GREEの「探検ドリランド」、1年間の売上はなんと家庭用ゲームソフト数百万本分」
このニュースの見出しのように、既に家庭用ゲームソフトよりGREEやモバゲーの総売上の方が上になってしまいました。

私も以前、GREEやモバゲーをプレイしていましたが、お金を掛けないとある程度楽しめないのがつまらないので放置になっております。

そこで今までプレイしていなかった家庭用ゲームソフトをひっぱり出してプレイしたのですが、どうしてもゲームの攻略本やら、攻略サイトで情報をもらわないとまったく進まないんですね(´・ω・`)

しかもプレイ時間が携帯ゲームよりずっとやり込まなきゃならないので、ちょっとの空いた時間だけやりたいと思ってプレイする事なんて出来ません。
悲惨な場合は辞書よりも分厚い攻略本とにらめっこしながら、ゲームを進めなければなりません。

ワーキングプアと言われる現代社会では様々な事や仕事などに追われて、多くの人が長時間のゲームをプレイする事が苦手になってきていると思います。

簡単な戦国BASARAやバイオハザードシリーズのザ・マーセナリーズなどなら短時間で出来ますが、あとは殆どが1日何時間もかけてプレイしないと終わらなかったり、攻略本を買わないとまったく攻略出来なかったりで面倒くさくなって、途中で止めてしまった方もいると思います。

自由な時間が沢山ある人達ならゲームに費やす時間を作る事は容易い事でしょうが、ゲームばかりやっているとは限りません。

今や携帯ゲームの方が家庭用ゲームソフトや任天堂DSやPSPのソフトよりもシェアがあるのは無理からぬ事だと思うのです。

待ち時間のちょっとした間に簡単手軽にゲームをプレイ出来るのは、いわば空白の時間が出来る事によって余計な事を考えてしまう人間にとって都合の良いものでもあります。
ほんの数分プレイしただけで、ちょっとしたストレスなら発散出来てしまう携帯ゲームだってあります。

今の所グラフィックやシナリオはまったく凝っていませんが、ついついハマってしまう上手い仕組みを組み込んでいる、それが携帯ゲームです。

携帯ゲーム上の掲示板やコメント欄で簡単にコミュニケーションが出来るから、協力や競争意識、自己顕示欲を煽られる上手い作り方をしているからでしょう。

GREEやモバゲーでゲームを始めると、次第に友達や仲間が出来てきます。
RPGのネットゲームと同じように自ら進んでパーティーを組んでいるようなものです。

携帯ゲームは観た感じではとても簡単なゲームシステムですが、仲間がいる事によって他のチームと対戦させられたり、協力しなければアイテムや褒美が貰えないようになっています。
仲間の中で仕切屋というかリーダー格の人は、色々と仲間に指示を出したり、やる気の無い人は仲間から外す…などという発言をゲームプレイ中に書き込んだりします。

又、リーダー格になりきった人は自己顕示欲によって、他人よりも上手くプレイ出来て仲間から尊敬されたい、賞賛を浴びたいと思うようになります。
これは家庭用ゲームソフトではなかなか出来ない事です。

こうして仲間外れにならないようにもっと上手く、強くなりたい人は、ゲームのシステム上、課金する以外には強くなったり、上手くなったり出来ないようになっているんです。

ゲームは毎日のようにイベントを開いて、チーム同志を競わせます。
ゲーム中にツイッターのような短い文章を書き込める欄があるので、そこに仲間内で次々に書き込んでコミュニケーションしていく訳ですが、先ほど書いたようにこれが携帯ゲームの強みなんです。

しかし、ここからが反論になりますが、結局携帯ゲームにハマってしまうと、上記のように課金をしなければいけないと思わせるようにしてしまうのです。

ゲーム中、ここまで皆さんが自分に対して協力してくれたから、お返しに課金してこれだけの事をしなきゃいけないな、という気持ちにさせたり、勝ち気な人なら課金している強い相手に負けた事により、プライドが傷ついて仕返しに相手より更に課金して強くなって…とゲーム会社の思い通り、互いに競争心を煽られてしまいます。

気付いたら家庭用ゲームソフトの値段なんかよりはるかにお金掛けた、あるいはパチンコ並みに何万と遣った人もいる事は確かです。実際に高額な課金が問題になってニュースとして何度も取り上げられているのですから。

そこでこれから家庭用ゲーム業界の人達はもっとアイディアを絞って頑張って欲しい訳です。

グラフィックが綺麗なのに越した事はありませんが、もう攻略本が無ければ出来ない程大変なゲームは少しにして、シナリオやシステムが簡単になる分を価格に反映させればいいでしょう。

携帯ゲームなんて昔はみんな無料を謳っていたんですから、ソフトの価格を抑えるのが得策というものです。間口は広く。

とにかく沢山あるゲームソフト会社の方々へ。
難しくして複雑なシナリオや、システムにしないで、まずはサイコロを振って簡単なすごろくのシステムで、けれどバラエティーに富んだビジュアルや幅広いアイテムのある、1分そこらでも途中で止められる簡単手軽なゲーム作って下さい。

今まですごろくのシステムで「いただきストリート」とか「桃太郎電鉄」などは出ていますけど、それより膨大なアイテムを収集する楽しさや、通信システムでみんなとコミュニケーションする楽しさ、少しの間だけでも楽しめる手軽さ、攻略本無しでも攻略出来る簡単さを追求していくのが、今後の課題の一つだと思いますが、いかがでしょう。

これから携帯ゲームを始めようと思っている方達は、是非この記事を読んで課金の誘惑に負けないよう、良く考えてプレイして下さい。

海外ではもっと安くてグラフィックが美麗な手軽に遊べるゲームが沢山ネット上で売られています。
Amazonも今年の末からダウンロードゲームを発売しています。

ゲームソフト会社の方達も、海外ゲームソフトを見習ってDSやPSPなどで出来る簡単なゲーム開発を手がけて頂けたら嬉しいのですが。

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